クロードから皇位を奪おうと計画している前皇帝の存在・・
ジェニットを使ってクロードに危害を加え、アタナシアの前に立ちふさがった敵と言っても過言ではないでしょう。
そんな彼の過去やクロードとの関係など、作中でも謎が多い人物です!
そこで本日は・・・ある姫のクロードは死亡する?兄との関係や名前についてお伝えしていきます。
ある姫のクロードは死亡する?
黒魔法使用の代償に加え、ジェニットのブレスレットを介して呪いをかけられたクロードは生死をさまよい、ルーカスでも手に負えないほどの危篤状態に陥ります。
意識不明の重体だったクロードは死んでしまうの?と疑問に思ったことでしょう。
ズバリお答えしましょう・・
クロードは死にません!
最終的にクロードは、アタナシアとルーカスのおかげで意識を取り戻し、順調に回復していきます。
全てはアタナシアの「パパを助けたい」という強い思いが、クロードの回復につながったのです。
クロードを守っていたもの
大魔法使いであるルーカスでさえお手上げ状態だったクロードの容体が、なぜぎりぎりの状態で保てていたのでしょうか。
それは・・・ダイアナが守っていてくれたからです。
アタナシアがクロードの精神へと入り込んだ後、クロードとアタナシアが眠っている寝台が光に包まれます。
「何だ?」と振り返るルーカスは、クロードの胸元から一際光っているピンクの球体のようなものが出ていることに気づきました。
どうしてこの状態で耐えられるのか、不思議だったとルーカスは言います。
クロードがこの状態まで命を繋ぐことが出来ていた理由。
それは、ダイアナの魂がクロードを守っていたからだったのです。
この瞬間クロードの精神の中で、アタナシアもダイアナと出逢うというシーンがあり、鳥肌がたった場面でした。
「かわいらしいお姫様」でのクロード
ある姫は、主人公が小説「かわいらしいお姫様」の脇役姫になってしまうという物語です。
作中で、度々小説でのクロードが登場しています。
アタナシアは、物語完結後つまり、アタナシア姫の死後のクロードの様子が見えるのです。
実の娘を処刑し、ジェニットと幸せな日々を過ごしているのかと思いきや、酷い頭痛に悩まされ、倒れるシーンが登場しています。
クロードが倒れた時、心配そうに駆け寄るジェニットと、その脇にはクロードによく似た不敵に笑う男性の姿があったのです。
作中では、このシーンのみが映し出されているのですが、おそらくその後、クロードは死亡したのではと推測できます。
小説上ではルーカスも存在せず、おそらく世界樹の枝をなんて発想はなかったでしょう。
その為、クロードはなんの助けもないまま、死んでしまったと思います。
そしてそのクロードを死に追いやり、皇位を取り戻そうとした人物こそが、前皇帝なのです。
【ある姫】クロードと兄との関係は?名前についても!
物語終盤の敵として立ちはだかるのは、前皇帝であり、クロードの兄である人物。
彼の名前は、
「アナスタシウス・デイ・エルジェア・オベリア」
クロードはこの前帝アナスタシウスを殺して、皇帝の座についたと言われています。
アナスタシウスは、皇帝と正室との間に生まれた正当な後継者でした。
その為、「復活」の意味を持つアナスタシウスの名が与えられています。
また身分を隠し姿を変えて、アルフィアス邸にいた際はパターソン子爵と名乗っていました。
クロードとアナスタシウスの関係
腹違いとはいえ、たったふたりの兄弟であるクロードとアナスタシウス・・
2人の関係は、憎みあっています。
アナスタシウスは、自分よりも優れた魔力を持っていたクロードを妬み、クロードの婚約者を奪った挙句クロードの母親を殺しました。
そしてクロード自身も殺そうとしますが、返り討ちにあってしまうのです。
お互い血を分けた兄弟でありながら、殺しあう2人ですが、幼いころはとても仲がいい兄弟だったと語られています。
皇后から、神獣を傷つけられ体調を崩したクロードを心配するアナスタシウスや、一緒に授業を受ける姿などが描かれていました。
クロードも、そんな兄を慕っていたのです。
しかし突然、アナスタシウスはクロードに対しての態度を一変させました。
仲の良かった兄弟の絆が、殺しあうほど憎むまでの関係になっていくとは、悲しいですね。
アナスタシウスの後ろに潜む存在
クロードとアナスタシウスの事件を、ずっと裏で操っていた人物がいました。
アエテルニタスという人物です。
彼は、クロードたちの先祖200年も前の歴代最強と言われた皇帝でした。
そんなアエテルニタスの魂が、アナスタシウスの心の隙間につけ込むのです。
耳元で、劣っている自分を笑っているなどと囁き、あんなに仲の良かったクロードを憎むまでになります。
そしてアナスタシウスは、クロードに「お前から見下されているように感じる」といってしまうのです。
それが決定的なふたりの決別になってしまい、アナスタシウスはそのままアエテルニタスに利用されることになっていくのでした。
昔が仲が良かったからこそ、ふたりのすれ違いは見ていて痛々しいですね。
ある姫のクロードは死亡する?兄との関係や名前についても!まとめ
以上、ある姫のクロードは死亡する?兄との関係や名前についても!
についてお伝えしてきましたが、まとめると・・・
- クロードは死亡していない
- ギリギリの状態でダイアナに守られていた
- クロードの兄はアナスタシウス
- 昔は兄弟仲が良かった
漫画版では家族愛をメインテーマとして据えているある姫。
小説では描かれていない、兄との関係の進展などが見られます。
多くのしがらみの中、クロードとアナスタシウスの仲はそれぞれの娘たちのお陰で一歩進展していくことになるのです。
ぜひ、手に取って読んでみてはいかがでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。